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愛、フォカッチャ、麺食い

実は料理人になって一番最初に与えられた仕事の一つがフォカッチャの仕込みだったんですが、長い間(料理人を始めて10年以上)フォカッチャを焼き続けてはきました。色々と試行錯誤して改良を重ねて、それなりに上手に焼けるようにもなって、もうこれ以上はないかなと思っていたんですが、、、ここにきて前よりもうちょっとだけ良くなってきております。
自分のフォカッチャは普通のものにくらべて牛乳も入っているし水分も多めなので、外皮がカリッとしていつつ、わりと中身はしっとりモチモチしています。お客様から好評を得られることも多かったのでこれ以上進化しないと思っていたんですが、最近発酵時間を少し見直してみたところ、以前より少しだけ良くなりました。まさに、「少し」だけなんですが、自分の中ではすごく大きい前進なんですね。発酵時間を見直す、というほんのちょっとしたことなんですが、フォカッチャのことを考えている時にふと思い浮かんで、実際にやってみると、「おぉ、、あぁ、、はいはい、、、ええ!」って感じです。すいません、わかりづらいですね、、、
毎日フォカッチャは焼いているんですが、ちょっと生地を触った時とか、発酵中の生地の香りとか、焼き上がった膨らみ方を見た時とか、少しずつ日々違うんです。そのフォカッチャの声に耳を傾けられているかどうかで今回のようなこともたまにあったりします。
ほんの少しの変化を気づいてあげられるかどうか、日々変化に気づこうとしているかどうか、そこにフォカッチャに対する愛があるかどうか、毎日の積み重ねは本当に大事です。フォカッチャだけではなくあらゆる食材に対してもこういう姿勢でいられるようになりたいと常に思います。




最近たまに作っている手打ち麺「タリオリーニ」です。
これもなかなか、なんでもそうだとは思いますが、奥が深い!
自分は讃岐生まれの麺食いでうどんはもちろんパスタ、ラーメン、そばなどなど、麺が大好きなのでもっと麺の真髄に触れたいという思いで打っています、、が、、なかなか振り向いてくれませんね。愛が足りないんですね、もっと麺のことを考えてあげないといけませんね。
ゆくゆくはパスタメニューも全て自家製麺にできればなぁという思いから最近よく作っています。卵黄と卵白の量、数種類ブレンドする粉の配合バランス、こね方、寝かし方などなど、考えることは山積みです。でもいつか理想の麺を打てるようにこれも毎日精進しないとだめですね。

前回もお伝えしたように、アラカルトメニューでの営業が密かにスタートしていますが、その内容も徐々に固まってきております。
アラカルトでの営業は「毎週日曜日と月曜日、夕方17時より」スタートいたしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日の山形新聞(寒河江市)にレストランのチラシが織り込まれております!チラシを持ってきたお客様はアルコール類が全品100円オフになります!今ならシェフおすすめ、一度飲むと忘れられなくなる白ワインもございます!
ワイン一杯、料理一品だけでも、できるだけたくさんのお客様にご利用いただければと思います。

《 レストラン予約・お問い合わせ 》
0237-86-3930



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